この記事では東京・上野の国立科学博物館で開催される「和食展」について紹介します。
混雑情報や見どころ、入場予約の裏技、グッズ情報やランチ情報など、和食展を余すところなく楽しむための情報をギュッとまとめました。
和食展は、もともと2020年春に開催予定だった展覧会。コロナ禍の影響で延期となりましたが、3年の時を経てようやく開催される待ちに待った注目の展示会です。
本当に待ちに待っていました!
和食の源流から現代までを網羅し、食材の多様性、発酵技術の神秘、伝統と美意識が融合した膳の美しさなど、食文化の進化をまるごと体験でき、これからの食事が楽しくなる展示会でした!
気になっている方は、ぜひ足を運んでみてください!
和食展とは
「和食展」とは、東京・上野にある国立科学博物館にて開催される特別展のこと。
国立科学博物館の特別展は、会場の高さを活かした大迫力展示と、わかりやすい解説パネルで、大人も子どもも楽しめる展示会です。
【参考】過去の特別展動員状況
- 2018 春 人体展 40万人
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和食展は、2023年秋冬シーズンにあたる特別展。
入場制限が無かったコロナ前の2019年には、日本全国の展覧会トップ入場数を叩き出した「恐竜博2019」(68万人)など、毎回多くの注目を集める国立科学博物館の展覧会です。
既に国立科学博物館での展示以降も全国巡回予定が決まっています。
和食展 基本情報
会場 | 国立科学博物館(東京・上野公園) 〒110-8718 東京都台東区上野公園 7-20 |
ハローダイヤル | 050-5541-8600 |
会期 | 2023年10月28日(土)~2024年2月25日(日) |
休館日 | 月曜日、年末年始(12月28日~1月1日)、1月9日(火)、2月13日(火) (*ただし12月25日(月)、1月8日(月・祝)、2月12日(月・休)、2月19日(月)は開館。) |
開館時間 | 午前9時~午後5時※入場は16時30分まで |
入館料(特別展) | 大人 2,000円 小中高生 600円 未就学児 無料 *当日に限り、常設展も閲覧可能 |
公式ホームページ | https://washoku2023.exhibit.jp/ |
和食展へのアクセス
国立科学博物館はJR上野駅から徒歩5分ほど。
JR上野駅は【公園口】を出てください。アメ横側の不忍口(しのばずぐち)や広小路口から出ると、国立科学博物館まで坂道を登ったりと不便です。
なお、国立科学博物館に駐車場はありません。
国立科学博物館に車でおでかけの際は、周辺の駐車場を利用するのが便利です。
和食展の混雑状況
和食展、混雑しているのは嫌だな・・
和食展は予約入場制ではないため、混雑状況が気になりますよね。
開幕から3週目の土曜、14時頃の和食展の混雑状況です。
キノコや魚介類展示、和食の成り立ちなど、じっくりと見ていられる展示が多いです。
章はじまりの概要パネルや大型比較展示など、混雑しているところには偏りがあり、またずっと混みあっているわけではなく、時折、人がばらけて見やすいタイミングもありました。
並んでご覧いただかなくても大丈夫ですよ。空いているところからお好きにご鑑賞ください
とスタッフの方の声掛けもあり、混んでない時を見計らって、自分の好きなように、ストレスなく見ることができました。
子供たちも空いているところを上手にみつけ、各々の興味関心にあわせて、好きにみているようでした。
和食展の見どころ
では、和食展の見どころをご紹介していきます。
ユネスコ無形文化遺産に選ばれた「和食」の魅力を再発見
ユネスコ無形文化遺産に10周年を迎えた「和食」。
その輝かしい記念を祝う国立科学博物館の和食展は、世界的な注目を集める日本の食文化を、食材、技術、道具、そしてコミュニケーションの視点から紹介されています。
日本列島が誇る海の恵みや山の恵み、その旬の美味しさを生かす秘訣でもある和食独自のだしや発酵技術は、味噌、醤油、酒などの調味料を生み出し、独特の味覚体系を築き上げてきました。
和食展は、これらの技術がどのように進化し、日本の食文化に影響を与えてきたか、国立科学博物館らしく、科学的な視点から深く掘り下げています。
食材の繊細な形状、発酵の科学、懐石料理の到達点、和食の美を至福に堪能
「まるで美術館」
躍動する色彩や繊細な形状を現す自然の生態系の奇跡を感じさせる展示。
上質な絵画のような発色を放つ醤油の段階的な色味。科学的な反応に驚きと美しさがあります。
食の至高の芸術品である懐石料理。卑弥呼の御膳、織田信長が徳川家康をもてなした料理、明治天皇のおもてなしまで、歴史的なエピソードが、和食そのものの美しさを彩ります。
日本の美的感覚が和食に凝縮され、食卓で息づいている嬉しさを感じます。
和食の歴史を総ざらい。これからの食事がもっと楽しくなる、食の解像度が高まる展示会
日々の生活に密着している食。土地ごとに異なる旬の食材を享受できるようになったのは、輸送技術の発展のおかげです。
発酵技術の進化がもたらす味付けの豊かさもまた、歴史の流れの中で形作られています。
当たり前のように続く日々の食事が、実は深い歴史の流れと、高い保存技術、海外食文化の取り入れなどを含んで発展してきたことに、改めて驚かされます。
国立科学博物館のわかりやすく丁寧な解説パネルは、毎日の食事が、様々な観点から楽しめる可能性にあふれていることを教えてくれます。
これからの食事に新たな見方が加わりました!
和食の魅力を総ざらいし、これからの食事を楽しくしてくれる「和食展」。和食展で、これからの食事が、より楽しく、より深く味わえます!
【レポート】実際に和食展に行って来ました【攻略】!
では、ここからは実際に「和食展」のレポートをお伝えします。
館内MAPは2パターン
展示会内を案内するマップは2パターン。
「和食展」の応援キャラクターのリラックマイラスト入りの特別なマップも配布されています。
世界の食と日本の食の違い
まずは、日本と他国の食文化の違いを一目で比較できる世界地図から。
異なる食の文化を地形から見ることが出来ます。島国日本の地理を俯瞰することで、日本の食文化の特徴を改めて感じます。
日本列島が持つ豊かな食材
日本各地の多様な食材展示。
海の幸や山の幸、地域ごとの旬の食材など、日本の食材の多様性を体感できます。
飽きがこない体験型展示
見て楽しいだけでなく、体験できる展示あり。
子供たちも飽きずに楽しめる工夫がされています。
撮影スポットもありましたよ!
発酵の技術に驚き
発酵技術の神秘を紐解く展示は国立科学博物館ならではの深い考察。
発酵に関する興味深い事実や、その進化に驚かされます。
豪勢な膳の美しさ
伝統的な膳の美しさや、日本食の文化的な背景を紹介。
食の美意識を感じることができます。
江戸の食べログ、クックパッド
昔も今も、美味しいを探求する人の心は変わりません。
江戸時代の美味い店番付や、料理再現レシピなど、過去から現代までの食の情報発信手段の変遷を感じることができます。
魅入る道具の造形美
和食に使われる道具の美しさや工夫も紹介されています。
伝統的な道具から現代のデザインまで、和食文化の豊かさを感じることができます。
お楽しみの物販コーナー
和食展のラストは充実の物販コーナー。
国立科学博物館の特別展の楽しみに、グッズコーナーがあります。
今回も素敵なグッズがたくさん販売されていました!
和食展の所要時間
和食展の所要時間は2時間程でした。
入場は14:30で、退場は16:30でした。
和食展は解説パネルを読み込みながら、展示物を理解していく展示内容です。
私は5歳の子どもと一緒にまわったため、さっと眺めるくらいで終えましたが、じっくりと読み込む方は、もっと時間を見ておいた方がよいかもしれません。
和食展のチケット
和食展の割引やお得なクーポンをお探しなら、アソビュー 経由での予約がおすすめです。
私もアソビュー経由で申し込みました
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私は既に初回クーポン利用者ですので、上記クーポンは使えなくなってしまいましたが、アソビュー利用が初めての方は使わないのは損です。是非利用してみてください。
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和食展のあとの食事
じっくり展示を楽しむとお腹が空いてきますよね。
「和食展」が開催される国立科学博物館内の食事紹介と、周辺エリアの食事スポットを紹介します。
館内でごはんを食べる
国立科学博物館では、館内でご飯を食べるスポットがあります。
ムーセイオン
国立科学博物館内のレストラン「ムーセイオン」です。
上野の老舗「精養軒」が運営していますので、クオリティも高いです。
こうした施設内レストランは値段が高くなる傾向にありますが、ムーセイオンはさほど値段が高くないのもポイントです。
ラウンジ
持ち込みでご飯を食べる際は、日本館1階にあるラウンジが利用できます。
ただし、スペースが限られているため、いつも混雑しています。
外でごはんを食べる
外にご飯を食べに行くのも手です。
国立科学博物館は再入場できますので、また戻ってくることもできます。
神保町食肉センター 上野店
個人的におすすめなお店が神保町食肉センターです。
土日もランチを実施していて、45分焼肉食べ放題で970円。
中でも、ハツとレバーは人気メニュー。
その日の準備できる数が書かれるほど。
入店まで待ちますが、その価値はあるお店です。
とんかつ 山家(やまべ)
上野がとんかつの激戦区なのはご存知ですか?
その中でもおすすめは山家(やまべ)
ボリュームがあって、ジューシーなロースカツ定食が850円。
清掃が行き届いていて、気持ちよく食事が楽しめます。
お店の外にはいつも行列が出来ている人気店です。
御徒町 吉池
魚・魚介を取り扱う御徒町の老舗「吉池」。その「吉池」ビルが2014年にリニューアルした際に誕生したのが、吉池食堂です。
吉池食堂は意外に穴場と思っています。
席数も多いので、あまり待つことがありません。美味しいお魚料理が楽しめます。
まとめ
和食展は、もともと2020年春に開催予定だった展覧会。コロナ禍の影響で延期となりましたが、3年の時を経てようやく開催される待ちに待った注目の展示会です。
和食の源流から現代までを網羅し、食材の多様性、発酵技術の神秘、伝統と美意識が融合した膳の美しさなど、食文化の進化をまるごと体験でき、これからの食事が楽しくなる展示会でした!
気になっている方は、ぜひ足を運んでみてください!
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