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【レビュー】“こどもの本”総選挙第1位!「ざんねんないきもの事典」【感想】

国立科学博物館
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「ざんねんないきもの事典」は、進化の結果で「どうしてそうなった?」という生き物たちが122種登場する動物イラスト集。動物のイラストとゆるい台詞の組み合わせに、生き物たちへの親近感を覚える世界観です。 進化と絶滅についても学べ、全てにふりがなが振ってあるので、漢字の勉強入門にも最適です。
生き物に興味が出てきたお子さんやお孫さんへのプレゼントにオススメの一冊です。

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「ざんねんないきもの事典」は160万部突破。amazonの絵本・児童書の理科 の 売れ筋ランキングでも1位です。

「ざんねんないきもの事典」はamazonの絵本・児童書の理科の売れ筋ランキングでも1位。160万部を突破されたようです。

「ざんねんないきもの事典」はこどもの本総選挙1位に選ばれました!

書店店頭、全国の小学校、公共図書館や小学生新聞などで日本全国の小学生に幅広く投票を呼びかけられ、12万人もの小学生が投票した「こどもの本総選挙」。

2018年5月5日に投票結果が発表されましたが、その第1位にも「ざんねんないきもの事典」は選ばれました! [box class=”white_box” title=”第2位以下はこちら”] 第2位 あるかしら書店 第3位 りんごかもしれない 第4位 おもしろい! 進化のふしぎ 続ざんねんないきもの事典 第5位 おしりたんてい かいとう VS たんてい (おしりたんていファイル) 第6位 おしりたんてい いせきからのSOS (おしりたんていファイル) 第7位 このあと どうしちゃおう 第8位 ぼくらの七日間戦争 (角川つばさ文庫) 第9位 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 第10位 りゆうがあります (PHPわたしのえほん) [/box]

「ざんねんないきもの事典」には写真は一切なし。動物イラストとせりふの、一貫した世界観。

 
「ざんねんないきもの事典」には写真が一切出てきません。そのかわり親しみを覚えるようなイラストとゆるい台詞つきです。

引用:高橋書店HP

キリンは鼻くそを舌でほじるとか、子どもからしたら、生き物×下ネタの鉄板ネタですよね。さらに「もうちょいでとれそう・・・」という台詞
笑えるのに、当の動物は真剣。この構図が面白いわけです。
 

引用:高橋書店HP

下ネタが続きます。笑。
サバンナモンキーの金玉はスカイブルー
いいタイトルです。
しかし、そのポーズはないだろうと。
そして「どうだ目が覚めるだろう?」という台詞
 
人間でもそのポーズにして、その台詞が言えるお方はなかなか居ません。笑。
 
ここに動物の尊厳を感じる・・感じないか。笑。
 
ただただ面白いわけです。
お笑い芸人のボケを見てる感覚に近いかもしれません。
子どもたちはそんな動物たちにツッコミをいれていく構図です。

全てにふりがなが振ってあるので、漢字の勉強にも最適。

引用:高橋書店HP


もちろん真面目なページもあります。
生物の不思議には、そのように進化した理由があります。
その理由について、わかりやすい説明がついています。
全ての漢字にひらがなが振ってありますので、
漢字の勉強にも知らず知らずなっています。

進化って何だろう。進化と絶滅の歴史も振り返れる。

「進化って何だ?」
本書ではキリンの進化を例に、3コマ漫画でわかりやすく説明しています。
  1. キリンの祖先のなかに、たまたま足が長い子どもがうまれた。その足は、肉食動物からにげるのに役立った。
  2. だんだん足が長いものがふえていったが、水が飲みにくいせいで、またおそわれやすかった!
  3. さらにぐうぜん、首の長い子どもがうまれた。水が飲みやすかったため、足と首が長いものが生き残った。
体のつくりや能力が長い時間をかけて変わっていくことがわかります。 
本書では進化の歴史として、46億年前のビックバンから今に至るまでの「進化」と、恐竜たちの「絶滅」についても、簡単ではありますが、触れられています。

著者は国立科学博物館で学び、上野動物園の動物解説も担当。

著者の今泉忠明さんは、国立科学博物館で哺乳類の分類学・生態学を学び、文部省(現文部科学省)の国際生物学事業計画(IBP)調査、環境庁(現環境省)のイリオモテヤマネコの生態調査などに参加された経歴の持ち主。また上野動物園の動物解説員も経験されている動物のエキスパート
本書を通じて、今泉さんの生き物たちへのあたたかい眼差しを感じられます。 
 
上でも紹介した「こどもの本総選挙」結果発表冊子には、著者である今泉忠明先生のインタビューも掲載されていました。

ざんねんないきもの事典をもって、国立科学博物館に行こう!

お子さんが本書で「いきもの」や「動物」、「進化」や「絶滅」に興味を持たれたら、ぜひ、上野の国立科学博物館に行ってみてください。
本書に登場する生き物たちの迫力ある剥製に出会えます!
 

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ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
けん( @ikukenlabo )でした。

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