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【金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法】経済的自由へのエッセンスが凝縮【書評・感想】

読書
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「金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法」のレビューです。
著者のロバート・キヨサキは名著「金持ち父さん貧乏父さん」でファイナンシャル教育の景色を一変させた人物。

金持ち父さんシリーズはいくつかあります、今回の「金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法」は、より実践的で具体的な行動について触れられています。

ポイントと思ったのは以下の3点。

  • レバレッジ効果の威力
  • ビジョン設定と言葉、数字の使い方
  • 日々の習慣

資本主義社会で、どうしたら豊かに生きていけるのかを授けてくれる本書。

ビジネス資産を築くためのヒントもぎっしり詰まっていました。

 

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金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法 ポイント3つ

本書を読んで印象に残った箇所は3つです。

レバレッジで大きな力を引き出す

本書では「レバレッジ」という単語がよくでてきます。

小さなな力で大きな動きを生み出す「てこの作用」という意味があります。

「レバレッジを持っている人間が、レバレッジを少ししか持っていない人間を支配する」。つまり、レバレッジを利用した道具を作り出すことによって人類がほかの動物より優位に立ったのと同じように、レバレッジを使う人はそうでない人に対して、より多くの支配力を持っている。(ページ62)

人間より速く走れる動物は多く存在します。ですが、車を発明しそれを操れる人間は、動物たちよりも早く移動ができます。

このような優位性は、対動物に限らず、人間同士であっても同じことに築かせてくれます。

実は、レバレッジにはあまりいい印象ではありませんでした(株や投資業界の言葉?)本書でそのイメージが変わりました。

どうやったらより多くの人にサービスを提供できるか-もっと金儲けがしたいと思った時に、考えなくちゃいけないのはただそれだけなんだ(ページ103)

豊かになることを考えたら、レバレッジを活用するが基本ということです。より少ない時間やコストで、より大きな範囲に、より質の高い提供ができるか。レバレッジの活用次第で、大きな効果を生み出すことができるのです。

ビジョンを持ち、言葉と数字をより理解すること

レバレッジの優位性は理解したあとは、その活用にも工夫が必要です。

たとえば、人にも動いてもらってレバレッジをかけたいとき。
その時に重要なのは、ビジョンの設定と本書は言います。

リーダーは使命とチーム、そして個人に責任を持つ者だ。しかし、これを見るとわかるように、リーダーは同時に、よく従う者でなければならない。つまり、自分のチームの使命が重要なのは、それがもっと大きな使命の一部だからだということを認識し、より高いところから与えられる使命に応えなければならない。(ページ378)

戦場で人をまとめる指揮官のエピソードが出てきます。
経済的合理性を超えた生死がかかった状況において、人を動かすことの大変さは想像がつきます。

レバレッジを利かせられる指揮官は、自分自身も大きな使命に従う一役割としての存在、として振舞います。大きな使命に従い、それに基づいてチームの動きを決定しているということを、チームのメンバーにも理解してもらうということです。

つまり、大きな使命(=ビジョン)設定が重要になります。達成可能な妥当性があり、かつ目指すべき価値のあるもの。そうした具体的な設定が重要になります。

眺望は人が目で見るもの
展望は人が頭で見るもの

展望をよりよく見えるようにしてくれるのは何かと私が聞くと、金持ち父さんは「言葉と数字だ」と答えた。財務諸表の読み方を学ぶことの重要性を金持ち父さんが強調したのは、それが読めなければ、お金の面での自分の将来も見ることができないからだ。(ページ165)

そうしたビジョンを描くためにも「言葉と数字」が大事と本書は言います。

「言葉と数字」を読めることで、先を見通せる力になります。
「言葉と数字」を使えることで、レバレッジを利かせる力になります。

今日の振舞いが明日につながる

豊かになるためには、私たちが生きている資本主義社会での所得ルールも把握する必要があります。

金持ち父さんにとって、せっせと働く対象として最悪な所得は勤労所得だった。その理由は4つある。(ページ110)

金持ち父さんは、この4つのポイントにおいて、勤労所得が不利だと言います。

  1. 課税のコントロールが出来ない
  2. 自分の時間がとられる
  3. レバレッジが効かない
  4. 残存価値がない

つまり、この逆の状態であることが、豊かにつながるということです。

  1. 課税コントロールが出来る
  2. 時間の使い方を決められる
  3. レバレッジが効く
  4. 残存価値がある

自分が動かずして、金を生み出す仕組みを構築すること。
その状態になることで、上記の点をクリアできます。

勤労所得は労働力で金を生み出すため、自分が動く必要があります。
そうではなく、ビジネス資産や商品資産、不動産や株などの「資産」を築くことが、重要というわけです。

若くして豊かに引退したいと真剣に考えていて、自分のプランを変えたいと思っている人は、まず、プランと自分が使う言葉の毎日の行動を変えることによって、現実を変えよう。どんな夢を持っていようと、あなたの未来はあなたが今日やることによって決まる。(ページ163)

レバレッジの効果を理解し、適切なビジョンを設定するために、日々をどう過ごすべきか、本書はそのような習慣づくりにも言及があります。

もっと健康に、もっと金持ちになりたいと思ったら、自分の現実を超える必要がある。新しい可能性の世界で生きる必要があるのだ。
ありがたいことに、常に自分の現実の境界を超えるようにしていると、最良のレバレッジを手に入れることができる。(ページ91)

資本主義社会での所得構造を理解し、レバレッジ活用のためによく学び、資産形成のアンテナを張って、生きていく。

そのような「今日」の延長線上に、豊かな生活が待っている。
本書はそのようなことを教えてくれました。

私は明日を一度も見たことがない。私にあるのは今日だけだ。今日は勝者のための言葉で、明日は敗者のための言葉だ。(ページ205)

当たり前のことですが、明日は今日したことの結果です。豊かになる未来は今の自分にかかっています。

金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法 感想まとめ

金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法は、

  • レバレッジ効果の威力
  • ビジョン設定、言葉と数字の使い方
  • 日々の習慣

上記について、具体的事例を取り入れながら、描かれています。

経済的な自由を目指すなら必読の書。今すぐに取り入れられるエッセンスが凝縮された贅沢な1冊でした。

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