「ドラッカー 時代を超える言葉」は、ドラッカーが残した数々の名言を収録した書籍。
「成果をあげる」「強みを引き出す」「組織を動かす」「人を動かす」「変化を捉える」のジャンル別に160の言葉が紹介されています。
管理職のあなたはもちろん、仕事の成果にこだわりたいあなた、向上心にあふれたあなたに、本書の言葉はきっと響くはずです。
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- 問題解決よりも問題発見
- 時間をマネジメントする
- 学びを生活の一部とする
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私はこんな点が印象に残りました。
「マネジメントの発明者」「現代社会最高の哲人」と評されたドラッカーの眼差しに一緒に触れてみましょう。
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「ドラッカー 時代を超える言葉」の著者はドラッカー学会代表の上田 惇生氏
著者はピーター・ドラッカーから日本での分身と評された上田惇生氏。
ドラッカー学会代表をつとめられ、
「マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則」
「プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))」
など、ドラッカーのベストセラーには、上田氏が翻訳を手がけるものが多数あります。
ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授でもある経営学者です。
問題解決よりも問題発見が重要だ。
「戦略的な意思決定では、範囲、複雑さ、重要さがどうであっても、初めから答えを得ようとしてはならない。重要なことは、正しい答えを見つけることではない。正しい問いを見つけることである」
(ドラッカー 時代を超える言葉―洞察力を鍛える160の英知)
問題解決をすることが仕事だ。
そう思っていた私にとって、この考えは目から鱗でした。
でも、たしかにそうなのです。
ゴール設定を誤ると、いくらそのゴールを決めたとしても、全く意味のないものになります。
そして、それまでに費やした時間も労力も無駄になります。
何が問題なのか、その本質を発見することが重要なのです。
「あらゆる組織にとって、最も重要な情報は、顧客ではなくノンカスタマーについてのものである。変化が起こるのはノンカスタマーの世界においてである」
(ドラッカー 時代を超える言葉―洞察力を鍛える160の英知)
そんな問題発見のひとつに、ノンカスタマーについての記述がありました。
ノンカスタマーとは、顧客になっていてもおかしくないのに、顧客になっていない人たちのこと。
この視点もハッとさせられました。
購買や契約寸前まで来たのに、買わなかった方たちの動向に気を配っていたのだろうか。
正直あやしいところです。
それよりも成功事例に注目して、その再現性を考えていました。
その方が精神的によかったのです。
「ますます数の少なくなる自らの顧客についてのみ 、ますます多くの情報を手にすることとなった 。」
(ドラッカー 時代を超える言葉―洞察力を鍛える160の英知)
1980年頃からデパートの凋落は、ノンカスタマーを見過ごしたことにあると、ドラッカーはいいます。
長期的な成功という視点に立つのなら、ノンカスタマーへの視点は必須ということです。
組織で働くということは、膨大な時間が役に立たない仕事に費やされる。
「組織に働く者は、成果には何も寄与しないが無視することはできないという種類の仕事に時間をとられる。膨大な時間が、当然に見えながら、実はほとんど役に立たない仕事、あるいはまったく役に立たない仕事に費やされる」
(ドラッカー 時代を超える言葉―洞察力を鍛える160の英知)
これは管理職、マネージメント職に就かれている方なら、誰しもが経験あることではないでしょうか。
私も今直面している問題です。
限られた時間をどう扱うか。
ドラッカーはこう考えます。
「成果をあげる者は仕事からスタートしない。時間からスタートする。計画からもスタートしない。まず何に時間がとられているかを知ることからスタートする。次に時間を奪おうとする非生産的な要求を退ける。そして、得られた自由な時間を大きくまとめる」
(ドラッカー 時代を超える言葉―洞察力を鍛える160の英知)
時間からスタートする。
やらないを決める。
自由時間をまとめる。
時間のマネージメントをする。
なるほど。
この概念に出会えただけでも、本書を読む価値がありました。
ちなみに、「やらないを決める」という考えかたは、「エッセンシャル思考」も参考になります。
まず、エッセンシャル思考の基礎となる3つの考え方を紹介する。エッセンシャル思考を身に付けるには、これらの基本を理解することが不可欠だ。
1選択/私たちは、時間とエネルギーの使い道を選ぶことができる。だからこそ、トレードオフを引き受けることも必要になる。
2ノイズ/世の中の大半はノイズである。本当に重要なものはほとんどない。だから何が重要かを正しく見極めなければならない。
3トレードオフ/全てを手に入れることができない。何もかもやるなんて不可能だ。何かを選ぶ事は、すなわち何かを捨てること。「どうやって全部終わらせようか」と考えるのをやめて、「どの問題がいちばん重要か?」と考えよう。
(エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする)
学校と生活は切り離されたものではない。学び続けることが重要だ。
「予期せぬ成功ほど、イノベーションの機会となるものはない。だが、予期せぬ成功はほとんど無視される。困ったことに、存在さえ否定される」
(ドラッカー 時代を超える言葉―洞察力を鍛える160の英知)
その成功に気がつくためのアンテナを高く張る必要があります。
「イノベーションに優れた企業は、人のつくったものは、やがて陳腐化することを知っている。競争相手によって陳腐化させられるのを待たずに、自ら陳腐化し、廃棄することを選ぶ」
(ドラッカー 時代を超える言葉―洞察力を鍛える160の英知)
自分を客観視できる高い視座が必要です。
今日すでにあらゆる分野の人たちが、自らの再教育のために学校に戻り始めた。 「学校と生活は切り離されたものではありえない。学校と生活は相互にフィードバックし合う有機的なプロセスとして結合される。これこそが、継続学習が目指すものである」
(ドラッカー 時代を超える言葉―洞察力を鍛える160の英知)
ドラッカーは学び続けることの重要性を教えてくれます。
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ドラッカー 時代を超える言葉 まとめ
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- 問題解決よりも問題発見
- 時間をマネジメントする
- 学びは生活の一部とする
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「ドラッカー 時代を超える言葉」からは上記内容が強く印象に残りました。
管理職のあなたはもちろん、仕事の成果にこだわりたいあなた、向上心にあふれたあなたに、本書にある160の言葉はきっと響くはずです。
「マネジメントの発明者」「現代社会最高の哲人」と評されたドラッカーの眼差し、ぜひ読んでみてください。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
けん( @ikukenlabo )でした。
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