手帳は2冊持ちなさい
▼手帳は2冊持つべきか? 手帳複数使いが考えるベストマッチ・便利グッズです▼
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1つの手帳に多くの機能を求めていた
求められる成果、レベルの違う者同士が、まったく同じ手帳を使ってるとしたら、それはむしろ不自然です。
仕事内容、作業の種類、会社から求められる役割、レベル、仕事での習熟度などが違えば、使うべき手帳も違ってきて当然です。
( ページ18 )
自分の状況にあわせて、使う手帳は変わってきますし、複数使いわけることも自然なことだということが、本書では描かれています。
「自分にぴったりの手帳が見つからない」とあなたが感じている1番の要因は、たくさんの機能、1つの手帳に求めすぎているからかもしれません。
(ページ31)
私がまさにそうでした。「手帳はこう使うものだ」という考えに縛られていました。
スケジュール管理はデジタルでした
実は昨年、10数年ぶりに紙の手帳を買いました。
早起生活専用のプライベートのためのだけの手帳です。
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それまでは仕事もプライベートもデジタル管理していました。
どんなデバイスからでもアクセスできる点
手帳を持ち歩かなくてよい点。
どこかに忘れてしまう心配がないし、かばんを軽くしてくれます。
ですので、まったく問題はなかったのです。
そして、 久しぶりに使った紙の手帳。
プライベート専用とはいえ、
自由に、思ったとおりに、最速で、書いたり、探したりできるというのは、
当たり前ですが、いいです。
思ったとおりにすぐに書けるから、アイデアが逃げていかないし、
丸の大きさ、線の太さ、色、筆圧などの繊細な描写のもつ表現力は、
紙の手帳でしか味わえない良さでした。
著者は累計100万冊突破の人気メモ・ノートシリーズ「Mnemosyne(ニーモシネ)」の開発者
著者の石川悟司さんは、 累計100万冊を突破したビジネス向けの人気メモ・ノートシリーズ「Mnemosyne(ニーモシネ)」を開発・発売された方。
文具・紙製品メーカー「マルマン(株)」にいらっしゃるそうです。
私は手帳のよりよいかたちや使い方を考えるにあたり、
自社の手帳や市販の手帳使うだけでは、本当に必要なものはできないと考え、
ただのノートを手帳として1年間使ってみたことがあります。
( ページ87 )
非常にストイックな姿勢で、よりよい手帳のありかたを目指していらっしゃる方です。
同じ人でも、キャリアが変われば手帳も変わる
「仕事の量や質がどんどん変わっていく、増えていくなら、手順を使い方も変えてくべきではないか?」
と疑問持ちました。
当然、新人の時、ある程度キャリアを積んだとき、部下を持ったとき、プロジェクトリーダーのとき、経営するとき・・・、同じ人でも手帳の使い方は同じではないでしょう。
(ページ3)
以前使っていた紙の手帳は、フランクリン・プランナーでした。
職場の上司がプレゼントしてくれたものでした。
マンスリー(ブロック)+デイリー(見開き2ページ)のパターンです。
社会人なりたてでしたので、
「その日、一日をどのように過ごすのがベストなのか」を考えていました。
でも、だんだんと役職もあがってきて、その手帳のスタイルでは収まりきらなくなったことが、紙の手帳から離れていった理由です。
手帳は○○するもの。という思い込み
自分の仕事内容とそれぞれの手帳が持つ機能(メリット、デメリット)をしっかりと把握し、ベストな組み合わせをしているかどうかがポイントなのです。
( ページ21 )
唐突にドラクエで例えて恐縮ですが、【せんし】なら「つるぎ」、【ぶとうか】になったら「つめ」、【まほうつかい】になったら「つえ」を装備で選ぶのが自然ですよね。
装備もそれぞれ特長があり、使い手はそれぞれの特性にあわせて、使いこなせるかも含めて、選ぶわけです。
そのことは、手帳にもあてはまります。
それなのに、手帳はアポイントを調整するもの、TODOを管理するもの、とだけずっと思い込んでいました。
紙の手帳でないと出来ないことを知る
しかし、マンスリータイプには前の2つのタイプとは根本的に異なる部分があります。それは「自分以外の時間を管理する」という役割です。
( ページ170 )
今、久しぶりに仕事でも紙の手帳を復活させようと思っています。
情報を俯瞰することが必要になってきました。
徹底的に削ぎ落とした「本当に大事な情報」だけで構わないので、その部分は手帳にも依存しておく価値があると私は思います。
( ページ157 )
「重要な情報ほどたくさんのツールに依存しておく」
(ページ158)
そして、リスクヘッジのためにも。
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紙の手帳をどう選び、どう向きあうのがベストか。
本書では、丁寧に描かれています。
手帳の使い方の基本を知りたいという方には、お勧めの内容です。
評判・口コミ・感想です!
手帳は2冊持ちなさい(石川悟司)読了。成長に従って手帳の種類を変えていくべきという考え方は意外と盲点でで目から鱗。自分が今置かれている立場で必要なツールが何かを考えてからそれに見合った手帳を選ぶ。手帳に自分を合わせるのではないのです。
40時間を最大限に活用するため、ウィークリータイプのところを再読。メモとは別に、母艦ノート作る。いろいろなものを組み合わせ、仕事を俯瞰できるツールとして、今日からまた新たにスタートしたい。
石川悟司氏著 「手帳は2冊持ちなさい」読了。来年の手帳を購入しようとしている方、毎年決まった手帳を使っているがイマイチ使いにくいと感じている方、これだという手帳になかなか出会えない方、購入前に是非お読みになることをおすすめします。
まとめ
強く感じるのは「誰にでも、どんな場面にも使える最強のツールなどありえない」ということです。
(ページ28)
手帳だけに限らず、自分の今身の回りでつかっているもの。
本当にそれは自分のやりたいことに最短でつなげてくれるパートナーなのか。
本書はその点についても考えさせてくれました。
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