【レビュー】こんなときどう言えばいいの!? 子どもに伝わる話し方・伝わらない話し方【感想】

こんにちは! けん( @ikukenlabo )です!
育児にも仕事にも役立つ本をお勧めするイクケン読書。
今回の紹介本はこちら!

こんなときどう言えばいいの!?―子どもに伝わる話し方・伝わらない話し方 (Sho‐pro books)

こんな方におすすめです

  • こどもへどう言っていいかわからないことがある方
  • 今の接し方で良いのか迷いがある方
  • 他人の子育てを覗いてみたい方

こどもへどう言っていいかわからないことがある方

本書はタイトルにもあるように、「こどもへどう言っていいかわからないことがある方」にとって最適な内容です。
数々のケースにあわせた、何通りもの良い回答例、悪い回答例が紹介されています。
子育ての正解はひとつに限りませんが、本書の沢山の回答例の中には、ご自分の考えに近い言い方、考え方があるかもしれません。
自分ならではの子育てを考えるにあたり、その土台となる「型」を探すことができるのが、本書の良い点です。

今の接し方で良いのか迷いがある方

こどもに何か言ったあと「ああいう言い方でよかったのだろうか」と思い悩む方にも、本書は有効です。
自分がこどもに言っていたことは、本書でいうところの、いい回答例に入るかもしれませんし、逆に悪い回答例に属しているかもしれません。
大事なのは、どちらの回答をしていても、自分の立ち位置を知ることです。
(そもそも、本書が示す良し悪しも、ひとつの考えに過ぎません)
自分が立っている位置がわからないから、悩むのです。
立っている位置がわかれば、あとは、どう進むかを決めるだけです。

他人の子育てを覗いてみたい方

ご自身の子育てに悩みが無い方には、本書は不要かと思いますが、それでも強いて読むメリットをあげるとすれば、他所様の子育て事情を覗き見出来るといった点です。
こんなとき、ウチではこういうけど、他所様はこんな感じでいうんだ。へえ。
といった野次馬的な見方で、楽しむのもよいかと思います。

コミュニケーションの指針となるT・E・N・D・E・Rアプローチ

本書の一番のポイントは、T・E・N・D・E・Rアプローチの理解です。

  • Teaching・・・教える
  • Empathizing・・・共感する
  • Negotiating・・・交渉する
  • Do’s & Don’s・・・命令する
  • Encouraging・・・激励する
  • Reporting・・・気持ちを伝える

育児にかかる最大の問題は、親がこどもに対してワンパターンな反応しかできなくなるという点。
より効果的な方法を探すことを見失い、本能的に反応してしまう点なのです。
こどもとのコミュニケーションに悩んでいる方は、もしかしたら、本書で説明されているT・E・N・D・E・Rアプローチの6つのうち、どれかに偏っている可能性があります。
これらの6つのコミュニケーションパターンを理解し、バランスよく正確に使うことが重要です。

Teaching・・・教える

親がこどもに何かを教えない日はありません。こどもに対して普段接している行動は、大概が「Teaching」な姿勢であると思います。
「教育」と「批判」を取り違えがちなのが、このポイントの最大の注意点です。

Empathizing・・・共感する

T・E・N・D・E・Rアプローチの中で、一番重要な点とされているのが、この「共感」の箇所です。
このアプローチでは、問題を解決しようとか、傷を癒してやろうなどとは、考えなくていいわけです。子供の心を理解し、かつあなたが子どもの気持ちをわかっていることが伝わるような話し方をすることが重要になります。
親が「共感」を示すと、子どもはもっと話したくなります。
ということは、普段どれだけ子どものことに関心をむけているかが大事になってくるわけです。

Negotiating・・・交渉する

物事の最終決定権は親にあります。ですが、それでも親が子どもの言い分に耳を傾け、要求の理由を理解し、話し合いに応じるということは、子どもにとって有益になります。
ただし、交渉と賄賂は違います。
交渉はこどもにとって最良の選択を促してあげることです。
賄賂は自分の思い通りにするために、こどもにおもちゃやお菓子をえさに、何かをうながすことです。

Do’s & Don’s・・・命令する

モラルや安全に関することは問答無用で守ってもらう必要があります。
この考えが「命令」の箇所で一番大事な部分。
私はここの部分がすっと入りこまなくて、戸惑ってちました。
安全に関する命令はわかるのですが、モラルに関しての命令は、そんなにすっとできるのだろうかというモヤモヤが生まれていました。
決して私にだって、強くいいきれるような人生の指針を持ち合わせているわけではないのです。
しばらく経ってこう思いました。
もっと単純に「大事な人を悲しませてはいけない」といった、私が思う根源的な数々のモラルに対して「命令」は使うべきかもしれない、というこお。
この「命令」部分(何を守らせるべきか)が、それぞれの「家族」の価値観を決定するのだと、今は思います。

Encouraging・・・激励する

正しい行動はしっかりと褒めていきましょう。
親は得てして、正しい行動を褒めるよりも、悪い行動を批判しがちです。
私自身はよく褒めるほうだと思います。
奥さんからはよく「甘い」と言われるますが、子どもが、自分のどんな行動がよいかを判断するときは、親の反応は大切な指針になるはずです。
いいものはいい。わるいことはわるい。とその時にちゃんと伝えてあげることの積み重ねが、子どもの価値基準のもとになるはずです。
つまり、親の価値基準を磨いておかないといけないということです。

Reporting・・・気持ちを伝える

上記5つのアプローチに対して、この「気持ちを伝える(伝達)」は、日常的なコミュニケーションをさします。
「事実を伝える」「あいさつ代わりの質問をする」「自分の意見を伝える」など。
この<伝達>がまずベースにあるということです。
親である自分がどう思ったか。
その思いをストレートに伝えていくか。
それとも、その気持ちをストレートに伝えるより、更によりよく伝えいくために、上記5つのアプローチを使っていくべきなのか。
親子のコミュニケーションの土台になるのがこの「Reporting・・・気持ちを伝える」になります。

50の事例は、忘れていた考え方を思い出させてくれる。

本書の魅力は、事例に対する、いい回答例、悪い回答例がおおく掲載されています。
そのどれもが非常に現実的で、子育て中のパパママなら、そのときのやりとりが思い起こされることも多いです。
たとえば、こどもが友達の影響を受けて、あまり感心できないような、わるいことをしたとします。
それを聞いた私たちはショックで、言葉を失うかもしれません。
でも、悪いときは悪い、と感じたときに、しっかりとその思いを伝えてあげる。
ここが子育てにおける教育効果のピークなわけです。
「みんなが大丈夫だと言っても、悪いことは悪いと思う気持ちが大事」
子育てのOJTで、ああいう風に言えばよかった、と後悔している親御さんに、本書は言葉失った私たちが言いたかったことを、代弁してくれます。

結婚生活が安定して幸せであればあるほど、子育ては楽しい

本書の更に発展的な活用方法として、奥さんや旦那さんと、事例に対する回答例について、話し合ってみると面白いです。
わかっているようでわかっていなかったお互いの育児の方針が明らかになってきます。
そこからは、夫婦で足並みを揃えるか、それとも、それぞれ価値観の多様性を尊重するか。
を話し合えばいいのです。
そこでお互いに敬意を持ちつつ、共感しあえると、とてもいい話し合いになりそうです。

まとめ

育児にまつわるケーススタディがたくさんのっていることで、自分ならでは子育てに対する「型」を探し出すことができるのが、本書の魅力です。
また幾多の事例から、自分の育児の「立ち位置」がわかるのも、魅力です。

こどもと素敵な時間が過ごせますように!
けん( @ikukenlabo )でした!

▼こどもの「内なるものを引き出す」エデュケーションの考え方。「嫌われる勇気」のアドラー先生が考える育児は、とても勉強になりました。

【レビュー】アドラー博士が教える子どもの「あきらめない心」を育てる本【感想】

2017.11.11









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