コロナの影響でおうち時間やテレワークが増えたことにより、いろいろと問題も出てきていませんか?
今回のコロナ禍対応で、今の居住環境で生活し続けるのは難しいと判断し、引っ越しすることを決断しました。
実は今まで12回の引っ越しを経験してきた私ですが、そんな私でも、コロナでの引っ越しは今まで経験したとこのないタイプの引っ越しになりました。
我が家は都内在住の4人家族。賃貸物件で生活しています。そんな私たち家族のコロナ引っ越しの心境や、条件、注意点や引っ越し後の心境をまとめました。
コロナでこれから引っ越ししようかどうか迷っている方の参考になれば幸いです。
コロナ禍の変化でわかった生活環境の問題点
コロナの影響で、家の使い方が大きく変わりました。
例えば、テレワーク。
私は今回がはじめてのテレワーク経験でした。
家で作業も打ち合わせも滞りなくできる。なんて、想像もしていませんでした。
「家で仕事」を考えてなかった空間設計
引越前の家の間取りは「2DK」。
1DKは連結して使っていて、子供たちの空間+ダイニングといった広めのスペース。
残りの1部屋は寝室として使っていました。
仕事のためのスペースはとっていません。
早起きの誰もいないダイニングで時間でブログを書いているので、自分の机がなくても不自由に感じたことはありませんでした。
ですが、テレワークとなるとそうもいきません。
オンライン会議などもあり、日中も家のどこかで仕事をする必要があります。
クローゼットの即席デスクで対応するも・・・
我が家は妻と子供2人の4人家族。
「子供たちの空間+ダイニング」は生活導線の中心で、いつも誰かがいて賑わいがあります。
しかし、この賑わいが、テレワークには向きません。
対応策として、整理したクローゼットと折り畳みのパイプ椅子の即席デスクで、テレワークに臨んでいました。
ですが、もともと家には仕事を持ち込まないタイプだったこともあり、
- 仕事モードと家モードの同時進行に気疲れ
- 即席デスクで体が痛くなるし、息もつまる
といった問題が出てきました。
子どもたちにも遊び方に限界
さらに、お出かけすることを重視してきた家族の価値観でしたので、家での遊び道具にもスペースにも、そこまで気を配っていませんでした。
子供たちも、おうち時間での遊び方に限界がきているようで、気分の浮き沈みが以前よりも激しくなっていました。またそこに付き合う妻も私にも、限界がきていました。
ついに引っ越しを決断
それで、コロナ引っ越しを決意しました。
コロナ禍になる前は、大変気に入っていた家だっただけに、まだ数年はここで暮らすものだと思っていました。
ですが、その想定よりも全然早い段階で、しかも「このままでは、みんなおかしくなってしまうかも・・」と感じながら、引っ越しを検討することになるとは、思ってもいませんでした。
コロナ引っ越しの条件
そんな追い込まれたようなコロナ引っ越し。急がなければならない一方で、引っ越し先選びには譲れない条件がありました。
- 子どもの学区は変わらず
- プライベートスペースの確保
- 木造以外
- 家賃高は要検討
子どもの学区は変わらず
長女の小学校学区エリアを変えないこと。
それがまずはの前提条件でした。
子供たちのストレスケアのための引っ越しなのに、転校になってしまっては、かえってストレスになってしまいます。
いきなり選択肢がせまくなってしまう条件ですが、ここは譲れない条件でした。
プライベートスペースの確保
引っ越し先ではプライベートスペースを確保できることが条件でした。
ただ、そんな贅沢なものでもなく、「子供たちの空間+ダイニング」の1空間(連結した2部屋)を、
「たべてくつろぐスペース(リビングダイニング)」と「なにかをするスペース(子供たちメイン空間)」の2つの役割にわける
というものです。
そして、私も1畳にもみたない広さではありますが、「なにかをするスペース(子供たちメイン空間)」の片隅に作業スペースをとりました。
木造以外
下の子どもはまだ3歳。身体を動かして遊びたい盛りです。
おうち時間で困ったのは、子どもの有り余るエネルギーを家遊びでは吸収できなくなってしまったことです。
元々、子どもたちの生活音を気にして、1階に住んでいました。
ですが、はしゃぐ物音は上の階に住む人への騒音になってしまったようで、何度かお詫びにも行きました。
1階に住んでいるとはいえ、木造の場合、自分たちが出す生活音はかなり気にしなければならないことは、小さい子どもと住んでみないとわからない気付きでした。
引っ越し先は木造以外であることも、選択肢となりました。
家賃高は要検討
「プライベートスペースの確保」=居住面積が広くなること
「木造以外」=設備面が充実すること
これらの条件を満たすと、引っ越し先の家賃は現状より高くなってしまいます。
家賃は抑えめで、抑えた分はレジャーなどのコト消費にまわす。といった考えで、私たちはながらく生活してきました。
何度もしてきた引っ越しですが、決めた家賃内でさらによい生活環境を。といったコンセプトでやってきましたので、家賃があがるのにはかなり抵抗がありました。
コロナ禍引っ越しで一番苦労したのは、
お出かけの価値向上に投資→おうち時間の価値向上に投資
こうした思考変化への対応だったかもしれません。
ついに条件にあった物件に出会う
物件との出会いはご縁、と言います。
私たちがいくら条件を整理していても、その条件を満たす物件がなければ、引っ越しは叶いません。
そんなことを考えていた矢先、物件情報をチェックするのが趣味の奥さんが「掘り出しもの!」と興奮するほどの物件を見つけました。
どうやら、1年に1,2軒出るか出ないかレベルの物件のようです。
私も物件情報をみてみましたが、確かにほぼ理想に近い物件でした。
家賃は35%値上がりも、即決断
しかし、家賃は現状から35%ほどあがってしまいます。
ですが、家賃の値上がりに関しては気持ちの整理と覚悟は出来ていました。
物件情報の掲載初日にお問い合わせし、内覧も無しで、仮契約まで進めました。
家賃の値上がりは、気持ちだけでは受け止められません。
転職で年収アップと、副業収入の経済的裏付けがありました。
私はアラフォーでの初転職でした。
転職して1年になりますが、転職してよかったと思っています。
コロナの引っ越し業者選び
次は引っ越し決めです。
引っ越しを何度も経験していますので、このあたりの手配は慣れています。
今回は、子どもの学区を変えない近距離の引っ越しでしたので、細々した荷物は、自分たちも車を使ってピストン輸送することにしました。
- メインは引越業者
- 細々したものは自分たちで
引っ越し業者選びですが、安く済ませたいなら、複数の引っ越し業者から見積りをとることは必須です。
過去の引っ越しの際も、相見積りをとって、かなり低い金額で引っ越せました。引っ越し業者からはじめに提出される見積りは、色々と好条件が盛り込まれるため、高くなります。
そこから、自分たちでできることを話したり、他の業者ではこの金額で提示してきているけど、と交渉することが大事になります。
確かに相見積りをとると、必ず断らなければならない相手が出てきます。そうして断るのが苦手という方もいるかと思います。
ですが、「希望の価格をもって交渉して、決まったら他は断る」という行為自体は半日もかからないことです。
それで、5万円以上お得(値引ける)の可能性があるのですから、引っ越しの相見積り、やらないのは損です。
私は今回の引っ越し代、8万円値引けました
業者の方に聞きましたが、私たちのようなコロナ引っ越しを考える人が増えているようです。
その分、引っ越し料金もあがっているようでしたので、料金をおさえるなら、なおさら相見積りは必須と思います。
退去費用は反省点
退去については少し反省点がありました。
- 壁の画鋲跡をそのまま
- ホーロー洗面台のヒビ割れ
綺麗にすることだけでなく、傷の修復なども自分たちで出来ることがありました。
敷金や家賃分を差し引いても、10万円以上の出費となりました。
とくにホーロー洗面台のひび割れは、洗面台の交換になるため、高くつきました。
ホーローの洗面台にかたいモノを落とすと、それだけでヒビが入ってしまうこともあります。
洗面台まわりは、なるべくやわらかいものを置き、かたいものをつかう場合はプラスティックケースなどにいれて収納するのがおすすめです。
コロナ引っ越しをしてみて
引っ越して1か月経ちました。
本当に快適です。
子どもたちの生活音での気遣いもほぼなくなりました。
引っ越し先は軽量鉄骨づくりで、鉄骨に比べると音が漏れるか心配でしたが、上階や隣の方の生活音がまったく聞こえません。
自分のスペースを確保出来たおかげて、ストレスを抱えず、体も傷めず、テレワークが行えています。自作の机をさらにカスタマイズするDIYにもはまりだしました。
おうち時間の価値向上に投資する決断で、気遣いのストレスが軽減され、精神的な余裕ができました。
お金をかける価値のある大きなリターンでした。
コロナ引っ越しを決断できたのは、副業&転職での収入アップ
住み心地には大満足で、精神的な苦痛は大きく緩和、コロナ引っ越しは結果的に生活を豊かにしてくれました。
家賃は35%アップすることになりましたが、その決断が出来たのは、副業と転職で収入がアップしたおかけです。
仕事を頑張って、役職上げて、給料もあげなきゃ、という思考だけだったら・・
そんな中で、コロナ禍によるテレワーク対応・・・
引っ越ししたい・・でも、収入が追いつかない・・・
そんな状況では、身体かメンタルか、どちらかおかしくなっていたのでは・・
と、ぞっとします。
私は、2017年9月に、自分でブログを立ち上げたことから、副業がスタートし、そこでの経験が転職での年収アップ待遇改善につながりました。
ブログは元手がかからない上、経験の情報化で収入を得たり、ブログカスタマイズスキルが人材市場で評価されたりといいことづくめです。
特にスキルもなくても、実践と学びを繰り返していたら、いつの間にか人から尋ねられるようなスキルになっていました。