こんにちは!
けん( @ikukenlabo )です!
最近、育児や子育てに関する本を読み漁っていますが、みなさんに紹介したい!って思える本にまたまた出会えました!
紹介したいのは、こちら!
【読書】『ネイチャーエデュケーション』 身近な公園で子どもを夢中にさせる自然教育
こんな人におすすめ。
- こどもに逞しく自立した子へと育ってほしい。
- 普段の公園遊びをもっと面白くしたい。
- こどもとの遊びに夢中になれない。スマホいじりをしちゃう。
全てのこどもたちが共通して好きなことを知る。それがわかれば、遊びのルールはいかようにもつくれる。
■こどもが好きな動作
・走る
・飛ぶ
・投げる
・登る
・転がる■こどもが好きな行動
・競争する
・見つける
・自慢する
・教える
・真似する■こどもが遊びたくなる心理
・子どもがみずから興味を持つ。
・遊びを発展させる。
・遊びの構成を「動から静へ」など、対極にあるもので組み合わせる引用:ネイチャーエデュケーション プロローグ
40数ケ国もの子ども達と触れあってきた著者が見つけた、これらのポイント。
こどもと遊ぶときのルールづくりではもちろんのこと、大人とのコミュニケーションにも応用できます。
相手の喜ぶポイントを意識したコミュニケーションを今までどれだけとれてきただろうか。と思い返しました。
際(きわ)をみつめて、アンテナの感度を高める。いつもの風景が見違えてくる。
公園が道路とつながるその際(きわ)にこそ、自然が溢れています。
都市型公園は特に、公園の中も整備されていることが多いため、機能的や安全面で優れている一方、虫や植物といった、他の生きものたちとは出会えません。
では、自然はないのか、というと、そうではありません。
実は区画のために準備された際の樹木や草木に、遊びにつながる自然があります。
虫眼鏡を持つだけで、普段何気なく見過ごしていた際の風景が見違えてきます。
そのことにより、こどもの気になるところポイントが圧倒的に増えてきます。
こどもは、この行為を通じて虫の視点と鳥の視点を獲得していきます。
部分の把握と全体の把握を、自然との触れ合いから学んでいくわけです。
親もこどもともに自然から学ぶ。こどもの感覚にリサイズできる機会はなかなかないのだから
親の関わり方についても本書では触れられています。
「放置」に近い来ただけの親、「ふーん」と感情の起伏が薄い親、逆に過干渉な親、何でも手助けしてしまって、こどもの成長の機会を奪ってしまっている親、こどもの「なんで、こうなるの?」から話題をそらす親。
思いあたる節も多く、耳の痛い話が続きます。
ポイントは親が自然遊びの魅力を、こどもものだけと思っていないだろうかという点。
親は親で、こどものルールにのっとり、主体的に遊ぶ(発見、観察、発展)ことで、親の視点で発見できることがあることに気づかされます。
気がついたら身近な公園は遊びの宝庫
公園を囲む生け垣は生きもの天国。
背の高い木の樹皮をじっと観察する。
倉庫まわりにある石の裏は宝の山。
座るためベンチも、手を洗う水道も。
自然遊びの視点からみたら、
身近な公園ですら、ワクワクすることばかりです。
これはこの役割。
あれはああいう役割。
大人になると物事を決めつけてしまうことがありますが、自然遊びをともにすることによって、その凝り固まっていたものの見方を、すーっとほぐしてくれます。
ミニ図鑑がわりにもなる
本書では四季ごとの虫や植物との向き合いかた、遊び方についても、60ページ以上にもわたり、ていねい触れられています。
[voice icon=”https://ikuken-labo.com/wp-content/uploads/2017/10/0e4ba4de-5077-4b12-88c9-baf796e33dc8-3.jpg” name=”むすめ” type=”r icon_red”]この花はなんて名前なの?この虫は触っていいの?[/voice]
私は生きものについて、そんなに詳しくありませんので、こどもからの質問にちゃんと答えられるか、自信がありません。
そんなときは、本書を携帯して、一緒に調べてみます。
「疑問に思ったことを、調べて、理解する」
学びの喜びの本質です。
そのことを大人が、こどもの目の前で実践することで、こどもにも学びの習慣が身についていきます。
調べてもわからなかったら、その虫や花の特徴にあった名前を、一緒に考えると面白いです。
写真に撮って、家に帰ってから図鑑でじっくりと調べてみると、遊びと学びが交わります。
[aside]また本書では、こどものケガに関する予防や、もしケガをしてしまったときの対処についても書かれています。
【自然遊びのガイドブック】として、実に使い勝手の良い本になっています[/aside]
まとめ
こどもたちの遊びに便乗させてもらって、大人も自然遊びに没頭する。
そこに、こどもの成長も、わたしの成長も詰まっているように思えます。
ぜひお子さんと虫眼鏡を持って、近くの公園で自然遊びしてみてください。
近くの何気ない公園が、きっと好きになるはずです!
ではでは、こどもと素敵な時間が過ごせますように。
けん( @ikukenlabo )でした。
▼こどもの「内なるものを引き出す」エデュケーションの考え方。ともに歩むという点で、こちらの本もオススメです。
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