この記事では東京・上野の東京都美術館「岡本太郎展」について紹介します。
混雑情報や見どころ、入場予約の裏技、グッズ情報やランチ情報など、岡本太郎展を余すところなく楽しむための情報をギュッとまとめました。
岡本太郎作品をコレクションする美術館・記念館協力のもと、過去最大規模となる回顧展。
太陽の塔や明日の神話をはじめとした、岡本太郎作品の代表作や重要作品を、総ざらいで鑑賞できる貴重な展示会です。
岡本太郎展とは
岡本太郎展とは、東京・上野の東京都美術館で開催されている芸術家・岡本太郎の回顧展。
1960年に開かれた大阪万博の象徴のひとつ「太陽の塔」。
2025年に大阪万博開催を控えた今、「太陽の塔」の制作者である岡本太郎の作品群を、過去最大規模で回顧できる貴重な展覧会です。
岡本太郎展 基本情報
○会場:東京都美術館(東京・上野公園)
〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
○ハローダイヤル:050-5541-8600
○会期:2022年10月18日(火)~2022年12月18日(水)
○休館日:月曜日
○開室時間:9:30~17:30、金曜 9:30~20:00
※入場は各閉館時刻の30分前まで
○入館料(特別展): 大人 1,900円 大学生・専門学校生 1,300円 65歳以上 1,400円 *高校生以下無料*入場にはオンラインでの事前予約が必要。
○公式ホームページ:https://taro2022.jp/
岡本太郎展へのアクセス
東京都美術館はJR上野駅から徒歩5分ほど。
JR上野駅は【公園口】を出てください。アメ横側の不忍口(しのばずぐち)や広小路口から出ると、東京都美術館まで坂道を登ったりと不便です。
なお、東京都美術館には駐車場はありません。
東京都美術館に車でおでかけの際は、周辺の駐車場を利用するのが便利です。
岡本太郎展の混雑状況
岡本太郎展は入場が予約制。そのため、混雑状況が掴みづらいですよね。
私は開催3週目の日曜午後にいきました。
展示会の内容は大人向けと思っていましたが、意外と子連れ家族も多く見かけました。
NHK放映「タローマン」の影響もあったようです
入ってすぐの広い空間には、作品が順不同に展示されています。
順路の指定がないため、人の滞留が少なく、どの展示も混み合うことがほとんどありませんでした。
どの展示会も入口付近や章の始まりが混雑します。この展示方法は混雑解消に画期的でした。
地下1階の展示以外は順路が決まっていますが、初めの混雑ポイントが解消されていたため、そのあとも大きな混雑はありません。
130cmの娘と一緒に行きましたが、身長を気にすることなく鑑賞できていたようです。
岡本太郎の混雑回避
岡本太郎展への入場には予約が必要です。各時間ごとに入場可能枠が決まっています。
え、入場予約必要なの?、なんだかめんどくさそう・・・
私も入場予約は好きではありません。
ですが、この入場予約システムのおかけで、入場待ちの時間も無くなりました。大混雑も回避できているようです。
予約は思ったよりも簡単でしたよ。
一緒に見ていきましょう!
岡本太郎展のチケットは事前予約制
予約方法は2種類です。
- チケットサイト「ART PASS」で入場日時予約&チケット購入
- 各種プレイガイドで入場日時予約&チケット購入
各種プレイガイドでチケット購入は、申込可能な日時がその場に行かないと確認できない上、予約可能な日時も、申込する日によって異なっています。
行きたかった日がすでに埋まっていて、無駄足になったということも・・・
そのため、カード決済などが可能であれば、「ART PASS」利用が便利です。
「ART PASS」なら、予約可能な日時を手元で確認して、すぐに予約ができます。
以前、国立科学博物館の「宝石展」に行った際にも「ART PASS」を利用したので、使い勝手はわかっていました。
今回も「ART PASS」を利用し、5分程度ですんなりと申し込みができました。
今回は10月30日の日時予約を、1週間前の10月23日に行っています。
1週間前の予約であれば、時間指定も希望時間を選びやすそうです。
展覧会は最終日にむけて混雑する傾向にあるので、早めの予約がおすすめです。
当日入場枠の利用
あとは当日入場枠も若干あるようです。
東京都美術館のチケットカウンターで「当日券があるかどうか」を聞くと、当日枠が余っているようなら、案内されるシステムのようです。
私が行った日曜の当日券状況
日曜日14:00の段階では当日券は売り切れていました・・・。
当日入場枠は確約できるものではありません。
ダメもと程度の気持ちで行くのが良さそうです。
岡本太郎展の見どころ
では、岡本太郎展の見どころを一緒にみていきましょう。
岡本太郎の展示を総ざらい
岡本太郎の展示が常設で楽しめるのは、「川崎市岡本太郎美術館」と「岡本太郎記念館」の2つです。
今回の展示会はその2館の全面協力で、多くの岡本太郎の代表作品・重要作品が一同に揃いました。
岡本太郎の生涯を、作品と解説で回顧できる過去最大の展示会になっています。
子どもたちも楽しめる展示スタイル
子供たちも楽しめる体感型展示であることも本展示会の魅力のひとつです。
壁一面に掲げられた巨大な絵画、エネルギーにあふれたオブジェ、パワフルでかつ愛らしい作品群が、非常に近い距離で鑑賞できます。
後半のパブリックアートでは座れる椅子もあり、作品に触れられる楽しさもあります。
買いたくなる物販の充実さ
岡本太郎展の物販コーナーは、それだけでもひとつの展示と思えるほどの巨大スケール。
この展示会限定グッズをはじめ、数多くの商品が陳列されている様は圧巻です。岡本太郎の作品はグッズの相性がよく、見ているだけで楽しい気持ちになれます。
岡本太郎展を楽しむおすすめ本
岡本太郎展に行く前に、軽く事前学習しておくと、より展示が楽しめます!
自分の中に毒を持て
今回の作品鑑賞に奥行きが出るのはもちろんのこと、生きていく上で大切なことは何か。職業:人間と言った岡本太郎の考えが、凝縮された珠玉の1冊。
20代の頃に出会って衝撃を受けました。
愛する言葉
岡本太郎の活動を長年支えた、秘書でもあり、内縁の妻でもあった、養女・岡本敏子。
岡本敏子さんは、岡本太郎作品の魅力を訴え続けた方でした。岡本敏子さんの存在も知ると、作品をつくることも重要ですが、それを世に知らしめることの重要さにも気が付きます。
【レポート】実際に岡本太郎展へ行ってみました!【攻略】
では、実際に岡本太郎展にいった時の様子をお届けします。
館内は3フロア構成
館内は3部構成になっています。
地下1階からスタートして、1階、2階と徐々にあがっていきます。
入口から自由展示
会場入口からすぐに広がる地下1階フロアの展示は、自由展示。中央に進んでもよし、左から壁沿いに進むもよし、気の向くままにまわってもよし。
この展示スタイルのおかげで、列がばらけ、快適に鑑賞できました。
撮影も自由
岡本太郎展も最近増えてきた撮影自由な展示会。印象的な作品そのものを撮影したり、作品と一緒に撮ることもできます。
フロアごとに休憩も可能
フロアが変わるたびに休憩も可能です。子供たちの集中力がずっと続かなかったので、こうした休憩はありがたかったです。
飽きのこない緩急ついた展示
大型絵画展示から、造形物まで、様々な作品が展示されています。
緩急ついた展示で飽きが来ません。
少し待てばじっくり1列目で鑑賞
混雑もさほどでなく、じっくり見たい1列目の鑑賞列も少し並んでいれば、ストレスなく見れる状況でした。
2列目でさっと見れる混雑具合
じっくり見たいときは1列目。さっと見ておきたい時は2列目から眺める。
そんな自由な鑑賞スタイルもできました。
あの代表作も重要作品も近い!
「太陽の塔」、「明日の神話」、「午後の日」といった岡本太郎の代表作、重要作に近づいて鑑賞ができます。
筆の息遣いや、造形の曲線美など、細部もじっくり楽しめます。
充実の物販コーナーは、展示のひとつ扱い
展示が終わっても、さらに楽しめるのが岡本太郎展。あれもこれも気になる物販コーナーも、体感型展示のひとつでした!
岡本太郎展の所要時間
14時半に入場し、16時ごろに退場したので、所要時間は1時間半ほど。
子供と一緒に鑑賞したため、ひとつひとつの作品をじっくりは見れませんでした。
じっくり鑑賞できる方は2~3時間ほどの所要時間を見込んでおけばよさそうです。
岡本太郎展をお得に鑑賞する
上野・国立科学博物館で開催中の「毒」展をART PASS経由で申し込むと、ART PASSメルマガに岡本太郎展の100円引きクーポンコードがついてきました。
私は「岡本太郎」展→後日「毒」展の順番で鑑賞しましたので、そのクーポンコードを使うことはありませんでしたが、
「毒」展→「岡本太郎」展の順序で予定を組まれている方は、ART PASSのクーポンコード、ぜひ活用してみてください。
岡本太郎展あとの食事
じっくり展示を楽しむとお腹が空いてきますよね。
岡本太郎展が開催される東京都博物館内の食事紹介と、周辺エリアの食事スポットを紹介します。
館内で食事する
東京都美術館がある上野公園から、アメ横などの繁華街へは歩いて10分程度。
少し歩くため、館内で食事をとりたい方もいらっしゃるかと思います。
東京都美術館には3つのレストラン・カフェがあります。
- RESTAURANT MUSE(レストラン ミューズ)中央棟 2階
- RESTAURANT salon(レストラン サロン)交流棟 1階
- cafe Art(カフェ アート)中央棟 1階
3つのレストラン・カフェはいずれも上野精養軒が運営。
上野精養軒は、日本におけるフランス料理店の草分け的存在。130年以上もの間、上野公園で愛されてきた老舗です。
どの店舗も観覧券は不要で入ることができます。
外でごはんを食べる
折角上野に来たのだから、と外にご飯を食べに行くのも手です。
上野の子連れ向けフードコート
上野のフードコートを探してみても、上野周辺のフードコートってあまりないんです。
厳密な基準で絞ってしまうと、上野にあるフードコートは、上野マルイ「フードセレクト」のみです。
そして残念ながら、上野駅と京成上野駅の間にあった「L’UENO(ルエノ)」は2021年10月に閉店となりました。
そのため、
- 子連れでもOK
- 座席が広め
- 活気がある
- メニューが豊富
と、条件をもう少し広げてお店候補を考えて見ました。
神保町食肉センター 上野店
個人的におすすめなお店が神保町食肉センターです。
土日もランチを実施していて、45分焼肉食べ放題で970円。
中でも、ハツとレバーは人気メニュー。
その日の準備できる数が書かれるほど。
入店まで待ちますが、その価値はあるお店です。
とんかつ 山家(やまべ)
上野がとんかつの激戦区なのはご存知ですか?
その中でもおすすめは山家(やまべ)
ボリュームがあって、ジューシーなロースカツ定食が770円。
清掃が行き届いていて、気持ちよく食事が楽しめます。
お店の外にはいつも行列が出来ている人気店です。
御徒町 吉池
魚・魚介を取り扱う御徒町の老舗「吉池」。その「吉池」ビルが2014年にリニューアルした際に誕生したのが、吉池食堂です。
吉池食堂は意外に穴場だと思っています。
席数も多いので、あまり待つことがありません。美味しいお魚料理が楽しめます。
まとめ
- 岡本太郎の展示を総ざらい
- 子どもたちも楽しめる展示スタイル
- 買いたくなる物販の充実さ
岡本太郎展は、岡本太郎作品をコレクションする美術館・記念館協力のもと、過去最大規模となる回顧展。
太陽の塔や明日の神話をはじめとした、岡本太郎作品の代表作や重要作品を、総ざらいで鑑賞できる貴重な展示会でした!
ぜひ楽しんできてください!
コメント